SNIに対応の国内レンタルサーバまとめ

SNIで低予算(固定IPアドレス料金が不要です)でSSL対応ができる国内のレンタルサーバーが増えてきたのでちょっと整理してみました。けっこう知られているレンタルサーバーが多い印象です。

 


 

1.エックスサーバー(X10・X20・X30)

<プラン・X10の場合>

  • 初期費用 >>> 3000円(税込/3240円)
  • 月額 >>> 1200円(税込/1296円)※年間契約なら月額・税込で1080円
  • データベース(MySQL) >>> 50個
  • マルチドメイン >>> 無制限
  • ディスクスペース >>> 200GB

備考 >>> CoreSSLなら1000円(税込1080円)でインストールまで簡単にできるようです。複数のサイトでSSLを考えている場合やSSL証明書もサーバーもまるっと簡単に手続きしたい場合に便利でしょう。

公式サイトURL >>> http://www.xserver.ne.jp/

 

 


 

2.さくらインターネットレンタルサーバ(スタンダード・プレミアム・ビジネス・ビジネスプロ)

<プラン・スタンダードの場合>

  • 初期費用 >>> 3000円(税込/1029円)
  • 月額 >>> 1200円(税込/515円)※年間契約なら年額・税込で5142円
  • データベース(MySQL) >>> 20個
  • マルチドメイン >>> 20個
  • ディスクスペース >>> 100GB

備考 >>> 比較的早い段階でSNIへ対応していた印象があります。月額料金が安くそんなにたくさんサイトは作らない場合はこれでも十分すぎるかもしれないですね。先に挙げたエックスサーバーや次に挙げるバリューサーバーと決定的に違う点として、万が一、固定IPアドレスの利用へ変更する場合はビジネスプロ(税込月額4628円)やマネージドサーバしかプランの選択肢がないという部分です。

公式サイトURL >>> http://www.sakura.ne.jp/

 


 

3.バリューサーバー(エコ・スタンダード・ビジネス)

<プラン・スタンダードの場合>

  • 初期費用 >>> 2000円(税込/2160円)
  • 月額 >>> 800円(税込/864円)※年間契約なら年額・税込で4320円
  • データベース(MySQL) >>> 無制限(標準設定9999個)※PostgreSQLも可能
  • マルチドメイン >>> 無制限(標準設定9999個)
  • ディスクスペース >>> 100GB

備考 >>> 2015年10月30日からSNI機能の提供開始なので、けっこうホヤホヤです。サイトは1つという場合はエコプラン(年間契約だと税込2160円)という選択肢もあります。あと、SNIとは直接関係ですが、スタンダード以上のプランだとPostgreSQLが使えるのもおもしろいです。SSL証明書の持ち込み自由ですが、サイトには「グローバルサインのSSL証明書の発行を推奨しております」とかいてあります。実際に推奨の証明書と持ち込みとどういう違いがでてくるのかはよくわかりません。でも、証明書のインストール手順など解説がわかりやすいという印象があります。
ちなみに同社の提供するホスティングサービスであるCORESERVER ( コアサーバー )でもSNIによるセキュリティ化が可能です。

バリューサーバー公式サイトURL >>> http://www.value-server.com/

CORESEVER (コアサーバー ) >>>  http://www.coreserver.jp

 


4.お名前.comレンタルサーバー

お名前の共用サーバーでもオプションでSNI SSLを設定できるようになりました。オプション料金は1ドメインにつき100円(月額)なので、従来に比べれば大分安いですね。お名前.comの運営元のGMOインターネットはグループ会社でグローバルサインというSSL証明書サービスもやっていたので今後どうなるのかなと思っていました。お名前.comのSNI SSLサービスで利用できる証明書はAlphaSSLというグローバルサインのセカンドブランドのようです。
共用サーバーが月額900円〜なのでサーバーとSSLの設定とまとめて管理したい場合には楽かもしれないです。また、SSLオプションは月単位でも利用できるが特徴です。

公式サイト >>> http://www.onamae-server.com

SNI SSLオプションに関するページ >>> http://www.onamae-server.com/sd/ssl/

 


 

以上、4社 ( 1社追加しました ) のレンタルサーバーを挙げてみましたが、今後も増えそうな気はしてます。どのサーバーもコストパフォーマンスいいので、運用サイト数とかディスクスペースで決めていってもいいのかと思います。

注意点として、以前も書きましたが、SNIを利用したSSLサイトに非対応ブラウザもあるので各サービスサイトでその辺は要チェックしておくことが必要です。

あと、サイトのSSL化って手間と言えば手間なので対象のサイトがほんとにSSL化が必要かどうかよく考えてから始めてもいいと思いますね。まるっとサイト全体をSSL化する場合、検索にあがるページのURLもhttps〜になるので、「SSL化したけどやっぱりやめてもとに戻す」って場合はリダイレクトなどまた手間がかかっちゃいますから。