Yahooショッピングへの出店無料化で新しい局面に入った日本のEコマース
昨年開始のStores.jpやBaseの影響がだいぶ広範囲になってきました。
ついにYahooショッピングへの出店も無料化になります。
(Stores.jpの影響とは断定できませんが、先日Yahooの提供するジオシティーズとStores.jpの提携が発表されたばかりなので、少なからず影響はあったのでしょう)
利用者は個別手数料を支払うだけで利用できるので、新規にオンラインショップを始める人にはまさに朗報ですね。Stores.jpやBaseなどと比較して自分のお店や商品に合うサービスを選択できるようになり、スタートアップまもないオーナーにはショップの認知度が上がるまでの維持費も押さえられるようになります(←ここがデカいと思います)。
個人的な予想として、今後は簡単にショップを立ち上げ運用中のブログやサイト、またfacebookなどソーシャルと連携させて展開していくスタイルが主流になっていくと思います(主に個人や小規模法人など)。
料金も初期費用を押さえて手数料として支払うスタイルがベースで場合によってプレミア機能という形で一部有料にするのでしょう。
どれもいずれは近い将来こうなるだろうと思っていたことですが、想像よりだいぶ早くこうなると思っていた方が良さそうです。
不毛な値下げ競争だという意見も一部あるようですが、ECサイト運営費用が抑えられることで別サービスにお金がまわるということが考えられるので、自分としてはまったく不毛な値下げ競争だとは思いません。
例えば、広告費をさらにかけれるようになります。
100万でECサイトを発注するより、0円でECサイトを準備して100万円かけて広告うつ方が収益に結びつくのでは思います。
他にもサイトデザインを見直すことや自社アプリを発注しようという形で影響があったり、消費者には商品価格や質、そしてサービス面で恩恵があるかも知れません。
ECに関しては日本人はなるべく日本のサービスを使いたがるので、この分野さらに動きが激しくなりそうです。ついでに決済サービスを提供してきた会社がこの動きにどのように反応していくのか興味があります。